多くの英会話スクールが実施しているようにグループレッスンというのは中々ストレスが溜まる。民主主義と同じく「声がでかい」人ばかりが発言権を得て、内気な人間は「もごもご」とするばかりだ。
だからこそ、マンツーマンレッスンは効率良く、そういったストレスを感じることなく行える授業形式だと思っている。もちろん、マンツーマンというシチュエーションが緊張感を強いることは否めないが、グループのなかで発言するよりは緊張せずに慣れない英語を話せるだろう。
英語力の向上自体はマンツーマンレッスンで行うほうがより効果的だが、同じように英語を学んでいる人と触れ合うことにより、刺激を受ける。
語学学習を問わず、どんな学習でも良きライバルを見つけることはとても重要。
自分よりも数段上の英語力を持つ人を目の当たりにして、闘争心を燃やすことも時には必要。
リアルなシチュエーションでは、グループで会話することが多く、それに慣れるため。
英語を母語としている人の英語を聞き取るよりは、ノンネイティブの英語を聞きとる方がより難しいし、実際にはそういう機会のほうが多い。
特に2番の「良きライバル」を見つけることは非常に重要だ。一人で学習するよりはライバルを見つけて張り合った方が長続きするし、効果は上がる。
また色々な国を旅して、彼らと混ざり合って痛感するのは、ネイティブだと話は通じ合うがノンネイティブ同士の会話はそれよりもはるかに難易度が高いということだ。スピーキングよりもリスニングのほうがスキル的には難易度が高いということも一因だと思う。
ああ、でも残念なことにグループレッスンの参加者は非常に少ない。 これをテコ入れするために今後は手を変え品を変えていく予定だ。自分の第二言語である英語を見ず知らずの人と話すのはとても恥ずかしいという気持ちは分か るし、それほど自分の英語力に自信を持てないという気持ちも分かる。
そんなときはいつまで経っても来やしない。ただ割り切って自分を押し通すしかない。誰もがネイティブ並の英語を話す必要はない。コミュニケーションを成立させるだけの英語力さえあれば、このグローバル化が進む世界で生き残っていけるのだから。