英語を学ぶにあたって、誰もがネイティブ・スピーカー並みの英語力を目指す必要 はありません。英語を学ぶ目的は、各学習者によってそれぞれ違いますが、その根底にあるのは「他者と英語でコミュニケーションを取る」ということです。言いかえれば、他者ときちんと英語でコミュニケーションが取れれば、「英語は十分に話せる」ということになるのです。
何も完璧な発音で英語を話す必要もなければ、難易度の高い文法を駆使して会話す る必要もありません。相手の英語力に合わせて適切な語彙を使い、分かりやすい表現を使って会話できるようになれば、立派に「コミュニケーションを成立させ る英語力」がある、ということになります。世界中の人たちがインターネットを通じてつながり、Skypeなどで対面コミュケーションを容易に取ることが可 能となった今、この「コミュニケーションを成立させる英語力」をしっかりと身につけることは、ネイティブ並になるよりも、実ははるかに重要なことなのです。
巷には「寝ている間に英語を学べる」教材やら「一週間も勉強すれば完璧に英語を 話せるようになる」教材など、非常に魅力的なキャチフレーズを持つ教材があふれかえっています。しかし、残念なことに英語学習に奇跡は起きません。こつこ つと続けた学習だけが実を結び、大きな成果、つまり「コミュニケーションを成立させる英語力」獲得へとつながっていきます。では、「こつこつ」とは具体的 にどのようなことを指すのでしょうか。
「こつこつ」の1つの要素に、自分の英語の問題点を的確に指摘してくれる優秀な先生を見つけることがあげられます。その先生のアドバイスに従い、学習計画を立ててください。1週間ごとに期間を区切り、実現可能な目標を設定して、それを着実に実行していってください。
もちろん、英語学習にはなかなか成果が現れない時期があります。そんなときには、ご自身の学習記録を見て、「これだけ勉強したのだからきっと報われるはず」と自分自身を励ましてください。英語学習では、投資した時間に対して比例す るような、直線的な成果が表れることは滅多にありません。こうした英語学習過程の特徴をよく理解して、成果が現れないときもあきらめず、こつこつと学習を 続けてください。
また、スポーツの世界でもそうですが、英語学習にも良きライバルがいれば、それがモチベーションとなり、学習が継続されやすくなることがあります。彼らから刺激を受けながら、英語を学ぶことを習慣化していきましょう。
もうお気づきだと思いますが、このサイトには、今まで述べてきた英語学習の要点 が、すべてそろっています。まず、このサイトでは、ほとんどの先生が外国人に英語を教える資格(TESOL)の有資格者であることは、特筆に値します。また、マイポートフォリオという機能のなかには、「今週の目標」とそのバックナンバーである「学習履歴」が組み込まれ、精度の高い学習計画を立てることも可能になっています。
付け加えるならば、このサイトは、社会貢献についても面白い試みをしています。ワンズワードオンラインで英語を学ぶことによって、フィリピンの経済的な恵まれない学生たちに、教育のチャンスを創出することもできるのです。一石二鳥とはまさにこのことです。
ぜひ、みなさんも、このサイトで英語学習を続けて、時代が求める「コミュニケーションを成立させる英語力」をしっかりと身につけてください。
ワンズワードオンラインが試みている「Education for Two」という取り組みは英語教育界における先進的な動きと言えます。一人の日本人学習者がワンズワードオンラインで英語を学ぶことによって、フィリピン の学生が教育を受けるチャンスを生み出すことにつながるのです。その仕組みは、ソーシャルビジネスの概念にもとづき、日本人がフィリピン人を利用して独善 的に英語を学ぶのではなく、フィリピン社会の向上も支援するというものです。
これまで、英語学習というのは多様な動機付けにもとづいて多くの日本人が挑戦して いることは言うまでもありません。しかし、われわれの多くは自らの成功や幸福のみをゴールとしてきたのではないでしょうか。これは、ある意味人間として当 然のことかもしれませんし、身につけた英語力で国際貢献を夢見たり実行している人は沢山います。しかし、身につける学習プロセスそのものは、ひたすら自分との戦いで周りに気を配るゆとりは見失われがちです。
「Education for Two」は何のために英語を学ぶのかという個々の理念に一石を投じる、ローカルでグローバルなアクションです。学習プロセスは自宅のコンピュータを通じた テレビ通話というローカルな行動です。しかし、フィリピン人の優秀な先生も一人の人間であり、話す相手となってくれる先生たちは、日本とは社会環境も大き く異なる世界に住む人々です。このような人たちとの話題は自ずとグローバルな中身を伴います。個人の利益追求のためだけの英語学習というだけにするのは もったいないことです。対話の中から地球市民としての自覚に目覚めることは起こるべくして起こります。その時、日本人である我々に何が出来るかを自問し、 問題解決のための行動を起こすことがそれほど容易ではないことにも気づきます。
そこで「Education for Two」では、英会話をするプロセスそのものが国際貢献につながるアクションとなっているのです。このプログラムを通じて国境を越えた相互扶助の精神にきづくと同時に、問題解決への行動を実行できる仕組みなのです。
自宅から世界を変えるために、ワンズワードオンラインでグローバルで中身の濃い対話を楽しんではいかがでしょうか。